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Va avanti

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チンクエテッレ編-3(前半)

第3日目(前半)

Monterosso ←モンテロッソのビーチ (この写真のどこかに私の彼が....笑)

目が覚めて真っ先に気になったのはお天気。
この部屋は中庭に面しているので、残念ながら陽当りが良くなく
どんな天気なのか判らない。しかし、空気がカラッとしている感じ
なので、晴れてるかな?

早速着替えて朝食を取りに、近くのバールへ行った。
外に出たらカンカン照りの青空。やっぱり晴れだったんだ!
ととても嬉しくなる。

歩いて1分程の近くのバールに行ったのだが、よそ者が来たな、
という様な目付きで見られた。
近所の常連らしき人々も一斉に私達を見る....。
ここイタリアでは、遠慮とかその様な態度は存在しない人が多く、
感情の赴くままに、何か珍しい物(者)があれば、じ~っと穴が空く程
見つめてくるのである。南にいく程その傾向は顕著になるのですが、
ここ北イタリアもご多分にもれず...。久々のイタリア人視線攻撃。

早速カプチーノを注文。そしてコルネット、それにアップルパイらしき物を
テイクアウェイした。「ああ、カプチーノが美味しい....。」満足する二人。
カウンターでの立ち飲みだったので、5分程でバールを後にした。

この晴天で泳がない手はない!と下見の為、海岸へ向かって歩き出した。
昨日の荒波とは大違いで、黄緑のインクを垂らした様な、
美しいエメラルドグリーン色の海が輝いていた。潮風がとても気持ちいい。


Monerosso 3 ←エメラルドグリーンの海水

しばらく海岸沿いを散歩していると、海の遠くの方でペダルボートに
乗っている人達がいた。「今日は僕達もあれに乗ろう!」と彼が
張り切り出した。しかし私は、「もし途中でボートが転覆したら...
私は岸までとてもじゃないけど泳げないけど。怖いなあ...。」と
言ったら、彼が私に救命胴衣を買ってくれると言い出すではないですか。

でもペダルボートに乗るぐらいで、救命胴衣着けている人いないのです
が...。(汗) しかし本当にボートが転覆したら怖いので、やはり彼の
言う事に従うことにした。

何件かのスポーツショップへ行き、救命胴衣を探す。やっと最後の
海沿いの店で見つけることが出来た。ついでに近所の店で、
海岸に寝転がる時のバスタオルも購入。これで準備万端だ。

この後水着を取りにホテルへ。そしてまた海岸近くまで戻ってきた。
そこでフォカッチェリアを発見。この辺りはフォカッチャで有名な
土地だと、そういえばガイドブックにもあったな。もうお昼時なので、
ここでフォカッチャを購入することに。それが大正解だったのである。
とにかくとっても美味しい!パッキーノ(ミニトマト)、チポッラ(たまねぎ)、
フンギ(きのこ)、そしてフォルマッジョ(チーズ)のフォカッチャ、
各々と彼の強い希望で、とっても美味しそうな手作りのレモンケーキを
4切れ買った。

トマトもたまねぎもとても甘いし、きのこも新鮮でとっても美味しい。
もちろんフォカッチャ生地もしっとり厚めで、イタリア以外では
食べられない味。レモンケーキもノンナ(おばあちゃん)の
手作り風だけれど、素材が厳選されていなければ出ない様な、素晴らしく
上品な味。これまで食べたイタリアのケーキのベストテンに入る味でした。

その後早速砂浜へ。水着に着替え泳ぎに、と行きたいところですが、
何せ二人して食べ過ぎてしまったので、ちょっとお昼寝プラス日光浴タイム。
1時間程横になっていました。その後、ボート屋のおじちゃんと
ペダルボートの値段交渉。1時間ならボートは自分達で海へ運ばなければ
いけないが、2時間貸りたらおじちゃんが海まで運んでくれるそうなので、
1時間は短いと思って2時間貸りることにした。

Monterosso 2 ←ボートを出発させた海岸

救命胴衣も付けたし(彼は私と彼用の二つを買ったので、救命胴衣を
着けた二人がペダルボートに...。異様な光景(笑))、出発進行。
始めは張り切って、二人して会話もせずにひたすらペダルを漕いだ。
段々岸が遠く離れ....。「気持ち良いねえ!」と彼はゴキゲンな様子。
しかし...私はなんとペダルボートで船酔いしてしまったのである。
30分を過ぎた頃から、とっても気分が悪くなってきた。でも、
彼はせっかく私の為に救命胴衣まで買ってくれたし、楽しみたい
のに....と思えば思うほどどんどん気分が悪くなり、自分の顔が
真っ青になってるなと分かるぐらいだった。

「あの...とっても気分悪いんだけど....。」とペダルも漕げなく
なりぐったりする私。彼は、始めはふざけてるのかと思ったみたい
だけれど、私の顔を見てびっくり。「まだ1時間にもなってないけれど、
戻っていいかなあ?」と言うと、「そんなに辛いなら当たり前だろ!」
と言って引き返してくれたのである。残念....しかしこれ以上気分が
悪くなっても困るので、泣く泣く岸に戻った。

岸に戻ったら、時間よりかなり早く帰ってきたので、不思議そうな顔を
していたボート屋のおじちゃん。しかし私が気分悪そうにしていたのと、
残念そうにしていたので、割引してくれた。グラッツェおじちゃん!

(後半へと続く.....)











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